|
|
|
名称 池下のアコウ (いけしものあこう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アコウ
樹高 12m(注2)
目通り幹囲 10.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県諫早市飯盛町池下(注3)
〃 3次メッシュコード 4929−17−09
〃 緯度・経度 北緯32度45分27.2秒
東経129度59分18.2秒
諫早市指定天然記念物(1991年5月21日指定)
撮影年月日 2015年3月25日
注1)2007年3月に諫早市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベースによる。なお、案内板では「幹廻り7.8m」としており、そちらの方が実態に近いように思われる
注3)2005年3月1日、諫早市に合併。旧行政区は北高来郡飯盛町
飯盛町池下は、諫早市の最南端に位置する。
家々は海岸近くにかたまり、その最も海岸寄りを広い道が通る。防波堤で囲まれた人工の入江の先には牧島(まきしま)が横たわっている。
春、陽光に満ちた、風の穏やかな日に訪ねた。
アコウは、海岸通りのすぐ脇。石垣の上から通りを覗き込むように枝を伸ばしている。大きな樹冠だ。
道路からだと根元付近の様子がよく見えないので、小路を辿って所有者のお宅を訪ねた。
幸い、奥様がご在宅で、お庭からアコウを撮影したい旨を申し上げると、私の不躾な願いを快諾して下さった。
近くから見るアコウは、さらに一層の迫力があった。根とも幹ともつかぬものを互いに複雑に絡ませ合うアコウ独特のおどろおどろしさが巨体とよくマッチしているように思われた。
しかし、ここでは庭木の1本なのである。そんな感じに、周囲はきれいに整えられ、石灯籠も添えられている。
日本広しと言えど、これほどのアコウを庭園樹としているお庭は、他に無いのではなかろうか。
アコウの方も、家人に大切にされて、元気いっぱいの様子に見えた。 |
|