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名称 池王神社のアカガシ
(いけおうじんじゃのあかがし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカガシ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 兵庫県宍粟市一宮町深河谷(注3)
〃 3次メッシュコード 5234−54−67
〃 緯度・経度 北緯35度08分13秒
東経134度35分38秒
兵庫県指定天然記念物(1986年3月25日、「池王神社のアカガシ林」として境内林全体を指定)
撮影年月日 2011年5月15日
注1)社団法人兵庫県緑化推進協会と宍粟市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)2005年4月1日、宍粟郡内4町が合併して宍粟市誕生。旧行政区は宍粟郡一宮町
深河谷(ふかだに)の集落は、揖保川の支流深河谷川に沿って形成された。狭い谷の両側に家々が並ぶ。
池王神社は右岸側。家々を通り、谷の斜面を横切って、標高362mの小ピークまで登る道路があるが、その終点に鎮座している。
社叢は木々に富み、鬱蒼として薄暗い。「アカガシ林」として天然記念物指定を受けているのだが、社殿の周囲には、標記の1本のほか、目立つアカガシはない。まさしくこの木が池王神社の王である。
なかなか趣きのある樹形だ。枯れた枝もあるが、生きている枝は葉をたくさん付けている。幹はワックスを塗ったように艶々している。
2009年、「緑の募金ふるさと巨樹保存事業」で、樹勢回復治療が施されたようだ。周囲には柵が設けられ、根元への立ち入りを制限している。ウッドデッキも作られた。
巨木ファンにとって、木と直接触れ合えなくなったのは残念だが、地元の保護意識の高まりは悪いことではない。
今後も大切に見守って欲しいと思う。 |
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