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名称 福士根熊池大神社のイチョウ (ふくしねぐまいけだいじんじゃのいちょう) 名称の典拠 「やまなしまなびネット」(注1) 樹種 イチョウ 樹高 33m(注2) 目通り幹囲 6.0m(注2) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 山梨県南巨摩郡南部町福士東根熊(注3) 〃 3次メッシュコード 5238−63−68 〃 緯度・経度 北緯35度13分13.0秒 東経138度28分52.0秒 南部町指定天然記念物(1976年6月10日指定) 撮影年月日 2009年11月28日 注1)山梨県公式Webサイトの一つ 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による 注3)2003年3月1日、南部町に合併。旧行政区は南巨摩郡富沢町 旧富沢町は、山梨県最南部の町だ。東根熊の池大神社境内に立つこの大イチョウは、山梨県最南端の巨樹と言っていいかもしれない。イチョウから駿河湾までは、直線距離で15kmほどしかない。 訪れたのは初冬の朝8時ころ。 冷え冷えとした朝の空気の中で、イチョウは凛と立っていた。横から照らす太陽は、もう殆ど葉を落としたイチョウの頂部を輝かせ、一種神々しい光の冠を戴いているように見えた。 まだ光の射し込まない境内平面全体を、落葉がくまなく覆っている。 雌株なのだが、あまり落果が見られない。近所に住むご婦人の話では、住民がギンナンを収穫しているとのことであった。 飽食の時代になって、その悪臭のため、迷惑がられることばかり多い雌イチョウだが、ここには恵みを喜んでくれる人たちがいる。 幸せなイチョウである。 |
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