ページタイトル:飯南高校のハナノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:飯南高校のハナノキ 名称 飯南高校のハナノキ
    (いいなんこうこうのはなのき)
名称の典拠 「三重の巨樹・古木」(注1)
樹種 ハナノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 4.4m(注3)
推定樹齢 85年(注4)
所在地の地名 三重県松阪市飯南町粥見(注5)
 〃 3次メッシュコード 5136−53−30
 〃 緯度・経度 北緯34度26分46.4秒
           東経136度22分30.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年3月28日

注1)公益社団法人三重県緑化推進協会が作成したウェブサイト
注2)上記「三重の巨樹・古木」による
注3)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測
注4)昭和8年(1933)頃に種子を植えられたとすれば、およそこれくらい
注5)2005年1月1日、松阪市に合併。旧行政区は飯南郡飯南町





 飯南高校は、道の駅「茶倉駅(ちゃくらえき)」の南西約2.7km。櫛田川(くしだがわ)左岸に位置し、国道166号に面している。
 驚くのはその広さ。敷地面積は13ヘクタールもあり、グラウンドも2面ある。校門から正面玄関までは200mの並木道。生徒は毎日この並木道を通って登校するそうである。(同校公式ウェブサイトより)
 このハナノキも国道の近くに立つのだが、通学路となる並木道から少し離れているため、部外者も見学可能。近くに駐車スペースもある。
  上記「三重の巨樹・古木」によると、昭和23年(1948)、松阪北高校粥見分校として開校する前、ここには農業後継者を養成するための農業勧修所があったという。
 通学路の並木が植えられたのが昭和8年(1933)頃。このハナノキも、その頃に植えられたのかも知れない。
 3幹のハナノキで、合体木の可能性はあるものの、ハナノキとしてはすばらしい大きさである。
 若い独立木であるため、整った大きい樹冠を戴き、とても美しい。
 一方で、樹種としてのハナノキは、環境省のレッドリストで絶滅危惧U類(絶滅の危険が増大している種)に分類されている。
 飯南高校のハナノキは、この地の人々が育ててきた宝なのである。
ボタン:三重県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る