ページタイトル:飯香岡八幡宮の夫婦銀杏 ロゴ:人里の巨木たち

画像:飯香岡八幡宮の夫婦銀杏 名称 飯香岡八幡宮の夫婦銀杏
    (いいがおかはちまんぐうのめおといちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 7.6m(注2)
推定樹齢 伝承1300年以上(注2)
所在地の地名 千葉県市原市八幡(やわた)
 〃 3次メッシュコード 5340−20−49
 〃 緯度・経度 北緯35度32分14秒
           東経140度07分03秒
千葉県指定天然記念物(1935年7月12日指定))
撮影年月日 2014年5月21日

注1)1981年3月1日、千葉県教育委員会と市原市教育委員会が連名で設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)千葉県教育委員会の文化財紹介ページによる





 飯香岡八幡宮は、JR内房線八幡宿(やわたじゅく)駅から駅前通を海の方に200mほど進んだところ。市街地の神社である。
 創立年暦等については記録が残っていないが、かつては市原に国府があったことから、かなり昔からの有力な神社だったと思われ、保元3年(1158)の諸国荘園官府に上総国市原別宮とあるのがこの神社だとされているようだ。徳川時代には150石の社領を安堵されている。いずれにしろ、地名の八幡や八幡宿の名のもとになったのだから、古くより広く知られる神社だったことは間違いなさそうだ。
 社殿の左手(向かって右)に、夫婦銀杏が立っている。
 明らかに2本の合着木で、その接合部から若いイチョウが枝を伸ばしている。この姿は、夫婦が慈しみつつ子を育てている姿に見えなくもない。
 両親ともやや疲れ気味のようだが、生命力の強いイチョウのことである。きっと再び元気になってくれることだろう。
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