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名称 熊本城飯田丸のクスノキ (くまもとじょういいだまるのくすのき) 名称の典拠 なし 樹種 クスノキ 樹高 26m(注1) 目通り幹囲 12.5m(注1) 推定樹齢 800年(注2) 所在地の地名 熊本県熊本市中央区本丸(注3) 〃 3次メッシュコード 4930−15−66 〃 緯度・経度 北緯32度48分16.2秒 東経130度42分18.8秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2011年8月6日 注1)高橋弘さんの「日本の巨樹・巨木」による 注2)現地の案内板による 注3)2012年4月1日、政令指定都市への移行に伴い、住所表示が一部変更された 二の丸広場や駐車場付近も含め、熊本城内には、クスノキはじめ、たくさんの巨樹がある。しかし、環境省巨樹データベースには、そのどれも登録されていない。 そのなかで最も大きな個体が標記のクスノキである。 場所は、天守閣から少し南に下がった飯田丸。平成17年(2005)に復元された五階櫓(ごかいやぐら)の近くに立っている。左下図の位置から、五階櫓と一緒に見る姿が最も美しい。 飯田丸の名は、この櫓の主が飯田覚兵衛だったから。 覚兵衛は、毎日、このクスノキを眺めていたわけだ。推定樹齢が正しければ、その頃すでに400歳。クスノキはかなりの大木になっていたことになる。 覚兵衛の生涯に於いて、世の中は大きく変わった。はたしてどんな気持ちでクスノキを見ていたものか。 飯田丸はメインの観光ルートからは外れているが、巨木ファンとしては、熊本城に行かれたら、是非このクスノキにも会っていってほしいと願う。
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