ページタイトル:井田の大楠 当サイトのシンボル

画像:井田の大楠(幹と並ぶ)

画像:井田の大楠(根の広がり)
名称 井田の大楠 (いだのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 8.1m(注2)
推定樹齢 700年(注3)
所在地の地名 徳島県吉野川市山川町井上(注4)
 〃 3次メッシュコード 5134−01−48
 〃 緯度・経度 北緯34度02分29.8秒
           東経134度13分29.9秒
吉野川市指定天然記念物(1969年8月6日指定)
撮影年月日 2010年7月30日

注1)吉野川市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による
注4)2004年10月1日、麻植郡内の3町1村が合併して吉野川市誕生。旧行政区は麻植郡山川町





 井上城跡の南東300mほどの集落内に、1本の大クスノキが立っている。
 14世紀半ばの室町時代、この地は細川氏の領地であり、細川氏の代官、谷氏が治めていた。その屋敷がこのあたりだったらしく、谷屋敷と呼ばれることもあったとか。
 その後、谷氏は細川氏に背き、細川氏の命を受けた土肥氏に滅ぼされてしまう。推定樹齢が正しければ、クスノキがまだ巨木に達していない頃だ。
 ここが井田神社の境内となったのは、戦国の世が終わってからだろうか。井田神社の創建時期は不明だが、享保7年(1722)の棟札が現存するらしい。
 現在は、神社と言われても、「え?そうなの?」という感じ。クスノキだけが存在感を示している。
 目通り8mを超える体格もすばらしいが、この木の一番の特徴は、根の広がりだろう。案内板のデータでは、根回りは32.1mもあるということだ。恐れ入るばかり。
 ただし、集落内の道は狭く、駐車場所もないので、訪問の際はご注意を。
 
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