ページタイトル:市木のイブキ 当サイトのシンボル

画像:市木のイブキ

画像:市木のイブキ(全景)
名称 市木のイブキ (いちぎのいぶき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ビャクシン
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 5.0m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 三重県南牟婁郡御浜町下市木字大久保
 〃 3次メッシュコード 5036−50−84
 〃 緯度・経度 北緯33度49分40.1秒
           東経136度03分06.4秒
三重県指定天然記念物(1953年5月7日指定)
撮影年月日 2014年3月17日

注1)2006年7月1日に三重県教育委員会と御浜町教育委員会が連名で設置。ただし、文化財指定名称の方は「市木のいぶき」とイブキが平仮名
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注4)上記案内板による





 JR紀勢本線紀伊市木駅の西400mほど、御浜町立市木保育所の横に立っている。
 すぐ横ではあるのだが、イブキ(ビャクシン)が立つのは町有地ではなく、近畿大学の所有地である。
 案内板によると、かつてここは、寛文(1661〜73)の頃の造り酒屋で下市木の庄屋をつとめていた大久保氏の屋敷であったらしい。明治の末に小学校建設用地として寄贈されたという。その後、どのような経緯から近畿大学が所有することになったか知らないが、その間ずっと、イブキが大切にされてきたように思われるのは、他人事ながら嬉しい。
 現在、近畿大学用地と保育所の敷地には、少々段差がある。これも案内板によれば、小学校用地とする際に、2mほど嵩上げしたのだという。イブキの根元も埋まったということだが、その割には、現在の地際の姿に違和感は覚えなかった。
 長い間、人々の愛情を受け続けたことに応えて、素晴らしい樹勢のイブキである。
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