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名称 八幡神社のイブキ (はちまんじんじゃのいぶき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ビャクシン
樹高 25m/25m(注1)
目通り幹囲 4.7m/4.2m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 愛媛県宇和島市伊吹町
〃 3次メッシュコード 4932−64−85
〃 緯度・経度 北緯33度14分12.1秒
東経132度34分20.5秒(注2)
国指定天然記念物(1943年2月19日指定)
撮影年月日 2013年5月12日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による。いずれも前者が向かって右の個体データで、後者が向かって左
注2)これは向かって右に立つビャクシンの位置
イブキ、ビャクシン、イブキビャクシンはみな同じ樹種を指す異称。「データの見方」の項に記したように、私のサイトでは、平凡社「日本の野生植物(木本)」に採用された樹種名に統一しているのでビャクシンとしたが、イブキと呼ばれることも多い。(シンパクと呼ばれることもあり、同様にミヤマビャクシンと混同されることもあるが、ミヤマビャクシンが巨木になることはない)
当地では昔からイブキの名で呼ばれていたのだろう。伊吹町の地名も、そこから派生したと思われる。
神社本庁に登録された名は「八幡神社」だが、ここでは社号も「伊吹八幡神社」と称しているようだ。石造の由緒碑もその名で記されている。
その碑文によれば、宇佐八幡より勧請。最初の祭祀は和銅5年(712)だとか。
伊予守に補任された源義経(みなもとのよしつね)が社殿を造営し、家臣の鈴木三郎重家に命じて植えさせたイブキがこれだという。ならば、樹齢は800年ほどになろうか。
前に立った感じでは、上記データより太いように思ったので、実測してみたところ、495cmの幹囲があった。1988年の旧環境庁調査値は466cm。25年で29cm増えたことになる。
この割合で樹齢を逆算してゆくと、実際の樹齢はもっと若いのでないかとも思われる。 |
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