ページタイトル:八坂神社のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:八坂神社のケヤキ

画像:八坂神社のケヤキ(幹と並ぶ)
名称 八坂神社のケヤキ (やさかじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 21m(注1)
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 滋賀県米原市上板並(注2)
 〃 3次メッシュコード 5336−12−19
 〃 緯度・経度 北緯35度25分52.8秒
           東経136度22分15.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年5月10日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2005年2月14日、坂田郡内の3町が合併して米原市誕生。旧行政区は坂田郡伊吹町





 地図の上で、琵琶湖に注ぐ姉川を河口から遡って行くと、最初は東に向かって進み、伊吹山(1377m)の西麓に達して、北に90度向きを変えている。そこより上流は渓谷となる。姉川渓谷を、谷口から3kmほど進んだところが板並である。
 板並は上板並・下板並と、大きく2つに分かれている。その中間付近に八坂神社が鎮座している。
 大ケヤキは、社殿に向かって右手の山裾。
 紙垂をつけた細い注連縄が巻かれている。御神木とされているらしい。
 上図に見える小さな建物は、水子地蔵堂だろうか。磨り減って、顔の輪郭さえ定かでなくなった小さな石像が、きちんと並べられている。それぞれ、色とりどりの愛らしい前垂れを着けている。もはや、どの石像がどこの誰のものだったのか、とうに分からなくなっているはずだ。地域全体で供養しているのである。
 ケヤキの根元にも、供養塔らしき石塊がいくつか散在している。こちらは、自然石と変わらないものや、小さな五輪塔の姿をしているものなど、形はさまざま。やはり、可愛い前垂れを着けている。
 生まれることが出来なかった不幸な子らの霊を、この大ケヤキが守ってくれている。
 ここに安置されているのは、人々のそんな思いがあるからなのだろう。
 
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