ページタイトル:瓢箪畑稲荷のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:瓢箪畑稲荷のクスノキ 名称 瓢箪畑稲荷のクスノキ
    (ひょうたんばたいなりのくすのき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 クスノキ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県島原市下折橋町
 〃 3次メッシュコード 4930−12−48
 〃 緯度・経度 北緯32度47分15.7秒
           東経130度20分56.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月24日

注1)「瓢箪畑」の読みかたについては未確認
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 島原農業高校の西方に、お稲荷さんが2社ある。一つは五社稲荷(長崎県神社庁の一覧表には載っていない)、そしてもう一つがこの瓢箪畑稲荷神社である。
 ここは七面山(しちめんざん、819m)の北東麓にあたる。かつて島原藩の薬草園があった場所からも近い。(薬草園跡は「旧島原藩薬園跡」の名前で国指定史跡)
 図鑑で調べてみると、よく知るヒョウタンの果肉には毒があるらしい。薬草園に関連して瓢箪を栽培していたとは思えないのだが…。
 備蓄可能な干瓢(かんぴょう)の材料となるユウガオも瓢箪の仲間だ。あるいは、ユウガオの畑でもあったのだろうか。(ユウガオは果肉も食用可。私の住む新潟県では普通の食材として煮て食べる)
 瓢箪畑の由来は知らないが、神社は、赤い鳥居とおキツネさんの、普通のお稲荷さんである。瓢箪を連想させるものは何もないように思われる。
 境内にクスノキ巨木がある。
 紙垂のない細縄が巻かれている。これが注連縄なのだろう。神木とされているようだ。
 根元近くで複数幹に分かれているため、あまり「太さ」を感じることはないが、枝張りの豊かな、大きな樹冠を感じることが出来る。
 これはこれで、また良いものである。
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