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名称 古殿の大ケヤキ (ふるどんのおおけやき)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 伝承500年(注2)
所在地の地名 山形県尾花沢市延沢古殿
〃 3次メッシュコード 5740−63−95
〃 緯度・経度 北緯38度34分59.8秒
東経140度26分30.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年8月27日
注1)1991年に旧環境庁が刊行
注2)その「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
古殿(ふるどん)は集落名。県道301号(鶴子尾花沢線)沿いに発達した。
古殿集落の中央付近に実相院があり、境内に1本の大ケヤキが立っている。
特別な保護措置は講じられていないようだが、樹勢が良く、見事な大ケヤキである。
これだけの巨木になると、普通は大枝のかなりの数を失い、樹冠がいびつになって、どことなく不健康そうに見えるものだ。
しかし、このケヤキは違う。高みに至るまで、多くの健康な大枝が残っており、背の高い球形の樹冠を戴いている。球の形に大きな欠損部はない。
「どうだ、まいったか」といわんばかりの姿に、こちらは、ただ恐れ入るばかりである。
でも、こんな巨木を見ると、とっても清々しい気持ちになることも、また確かである。
いつまでも、この樹勢を保ってほしいものだ。
※いつも貴重な情報をお寄せ下さる方から、ケヤキが伐採されたことを教えていただいた。大枝が折れて隣家を直撃したのを契機に伐られることになったらしい(2012年8月28日伐採)。成長した樹木では、芯にあたる部分は生命活動をしていないことから、樹勢が良くても内部がスカスカということがあり得る。このケヤキもそうだったようだ。それにしても、残念なことである。(2013.10.17追記) |
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