ページタイトル:普門寺御社宮司社のケヤキ サイトのシンボル

画像:普門寺御社宮司社のケヤキ(幹と並ぶ)

画像:普門寺御社宮司社のケヤキ(遠景)

画像:普門寺御社宮司社のケヤキ
名称 普門寺御社宮司社のケヤキ
    (ふもんじみしゃぐじしゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県諏訪市四賀普門寺
 
〃 3次メッシュコード 5438−01−20
 
〃 緯度・経度 北緯36度01分35.6秒
           東経138度07分58.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年7月28日

注1)環境省が2000年に行った巨樹・巨木林フォローアップ調査による(東京都奥多摩町の「日原森林館」サイトよりデータ入手可能)





 社名は単に御社宮司社(みしゃぐじしゃ)だが、付近に同名の神社が多いので、標題では地名を冠して区別することにした。
 近くにお住まいの老夫婦に質問したところ、いろんなことを知っておられて、丁寧に教えて下さった。
 ご主人の話:この辺一帯は諏訪大社の土地だった。今も12月に大社から人がやってきて祭事を執り行っている。神社の周りに人家が疎らなのは、神社の土地を畏怖する気持ちがあったのではないか。また、汚れを嫌って、周辺の田畑に人糞を撒くことはしなかった。従って、今は畑になっているが、もとは土地が痩せていて、あたり一面クワ畑だった。現在の畑は、いわゆる日曜菜園の類で、市街地の人たちが耕作している。ケヤキは300年ほど前に植えられたと聞いている。毎年たくさんの葉が落ちて雨樋が詰まって大変だが、そのために切ってしまうようなことには反対だ。
 ご夫人の話:社殿はもと四賀小学校の奉安殿だったものを戦後払い下げてもらった。昔はケヤキがもう1本あったが、畑の日当たりが悪かったり、落葉に手を焼いたりして、切ってもらった。自分は祖父から「植えた人を知っている」と聞いたことがある。だから樹齢は200年弱ではないかと思う。(ご本人は80歳くらいか。多めに見積もって、その祖父として+60年、その知る御仁が+60年とすれば200年になる)
 お二人の話には相違点もあるが、話しぶりなどから、相当な教養を積んで来られた方々のように感じられた。
 大ケヤキは地上4〜5mまで単幹で、こころもち斜上し、その高さで十数本の大枝を広げている。
 が、その半数ほどは付け根付近で切断され、そのうち数本は小枝を1本もつけていない。切断によって、すでに扇形の樹形は失われているが、今後は腐朽による樹形変化が見えてくることだろう。
 県道424号(諏訪茅野線=諏訪から蓼科高原への近道)からよく見える。JRの車窓からも見えるだろうと思われる。
 
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