ページタイトル:穂積神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:穂積神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 穂積神社のスギ (ほづみじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 静岡県静岡市葵区平山
 〃 3次メッシュコード 5238−53−03
 〃 緯度・経度 北緯35度05分31.8秒
           東経138度24分36.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年3月16日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 山梨県身延町にある日蓮宗総本山久遠寺の西に聳える七面山(しちめんさん、1989m。日本二百名山の1座))から南に稜線を辿ること約35km。稜線南端の千メートル峰が竜爪山(りゅうそうざん)である。
 竜爪山は2つのピークを持つ双耳峰全体の名前で、ピークの名前は北が薬師岳(やくしだけ、1051m)、南は文珠岳(もんじゅだけ、1041m)。信仰の山だったことを想像させる名前だ。
 穂積神社は薬師岳から東に延びる支尾根の途中。(今は神社まで車で行ける)
 かつては龍爪大権現(りゅうそうだいごんげん)と呼ばれ、神仏習合の信仰が続いていたが、維新政府の神仏分離政策により神社となり、明治8年(1875)、小松宮彰仁(こまつのみやあきひと)親王によって龍爪山穂積神社と命名されたという。(「石碑について」案内板より)
 神社の裏に回ると、竜爪山登山道があって、その脇に左図のスギが立つ。
 穂積神社から稜線を辿る登山ルートは、神社から往復で2時間強(日本山岳会ウェブページによる)。登山する人も多いのだろう。そう思って、ネット検索してみたら、登山記録は多くヒットするが、夫婦杉(神木)には目をとめても、このスギについての言及は殆どなし。(このスギも、穂積神社ルートで必ず目にしているはずである)
 山好きと巨木好きでは関心の対象が異なることを、改めて認識する結果となった。 
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