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名称 法心寺のイチョウ (ほうしんじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 365年(注2)
所在地の地名 大分県大分市鶴崎
〃 3次メッシュコード 4931−65−85
〃 緯度・経度 北緯33度14分13.3秒
東経131度41分29.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年4月6日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)案内板による
JR鶴崎駅の南東約800m。県立大分鶴崎高等学校の南に日蓮宗雲鶴山法心寺がある。
慶長6年(1601)、肥後熊本藩主加藤清正が京都本圀寺から常林院日榮上人を招いて建立したという。
大分市は豊後国なのに何故と疑問を抱かれる方もおられると思うが、ここ鶴崎の地は豊後国の一部ではあるが肥後藩の知行する飛地だったのである。法華経を厚く信仰していた清正にしてみれば、ここに日蓮宗のお寺を作るのは統治の一環として当然だったのかも知れない。
そんな経歴を持つこともあり、法心寺は今も清正との繋がりが強い。仁王門の前に提げられた提灯には「清正公/法心寺」と記されているし、清正の桔梗紋と蛇の目紋が並べて描かれている。また、門前には甲冑姿のブロンズ胸像もある。境内には清正を祀る御堂もある。
標記のイチョウにも清正に関する伝説がある。本堂建立の際、持っていた杖を地面に突き挿したところ、根付いてこんな大木になったというのである。「逆さイチョウ」とも呼ばれているらしい。杖から出ていた枝が逆さになって成長したからだと伝えられているとのことである。
何度も強剪定を受けて節くれ立った姿ではあるが、イチョウとしては逆さでも何でもなく、これがごく普通の枝振りなのだが…。
本堂と祖師堂の間に立っている。 |
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