ページタイトル:法林寺の大銀杏 ロゴ:人里の巨木たち

画像:法林寺の大銀杏(幹と並ぶ) 名称 法林寺の大銀杏 (ほうりんじのおおいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 イチョウ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 千葉県柏市名戸ヶ谷(などがや)
 〃 3次メッシュコード 5339−67−18
 〃 緯度・経度 北緯35度50分34.3秒
           東経139度58分44.8秒
柏市指定天然記念物(1966年4月1日指定)
撮影年月日 2014年5月11日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による





 真言宗豊山派瑞雲山奨覚院法林寺に立つイチョウ。
 地上7mほどまで単幹で立ち上がり、かつてはそこから存分に大枝を広げていたと思われる。その大枝が一度切られたのち、また新芽が出て伸長した。そのような姿のように思われる。
 イチョウとしてはそれほど驚くような大きさではないが、美しいカーブを描く根の広がり、若々しく美しい樹肌、そして、蓄積したエネルギーを一気に爆発させたような分岐部分の力強さ、そのいずれも素晴らしい。そういうものを総合しての天然記念物指定ではあるまいか。
 伝承樹齢は約600年。康応(1389〜90)の頃、越後から来た比丘尼が一夜の宿を求め、その礼として差し出したイチョウの実が育ったと伝えられているらしい。
 しかし、各地の大イチョウと比べてみると、実際の樹齢はもっとずっと若いのではなかろうか。
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