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名称 箒スギ (ほうきすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 45m(注2)
目通り幹囲 12.0m(注2)
推定樹齢 2000年(注2)
所在地の地名 神奈川県足柄上郡山北町中川字箒沢
〃 3次メッシュコード 5339−10−45
〃 緯度・経度 北緯35度27分29.8秒
東経139度03分34.0秒
国指定天然記念物(1934年3月26日指定)
撮影年月日 2002年12月27日
注1)1992年9月に神奈川県教育委員会と山北町教育委員会が連名で設置
注2)現地の案内板による。なお、現地にはこの木が「かながわの名木100選」に選ばれたことを記念する案内板がもう一つあるが、それにも同じデータが載せられている
神奈川県のスギの中ではNo.1の大杉。訪れたのが早過ぎて、まだ山の端に陽が昇るには間があった。そのため寒々とした写真になってしまった。
富士山の北を迂回する国道246号の「清水橋」信号から、道なりにひたすら北に向かって10km以上走る。すると目の前に箒スギの雄姿が見えてくる。途中に案内標識はないが、間違えることはない。
案内板によれば、現在の箒沢は、もとは宝木沢と書いてスギやヒノキなどの良い木が繁っていたらしい。名はそこからきたとも、あるいはこの木の樹形が箒(を逆さに立てた?)の姿に似ている故ともいうらしい。もし後者なら、1本の杉が集落名(ホウキの文字)を変えたということになる。
確かにそれくらいのインパクトは十分にある。間違いなく当地のランドマークである。
昭和47年(1972)に丹沢を集中豪雨が襲ったとき、裏山の土砂崩れをくい止め、箒沢の集落を救ったこともあるという。
根元に小さな祠がある。熊野社と大室社の合社で、箒スギは御神木である。
なお、明治41年(1908)までは同じくらいの太さのスギがもう1本あったということである。 |
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