|
|
|
名称 老松神社のクスノキ
(おいまつじんじゃのくすのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 9.0m(注2)
推定樹齢 伝承2000年以上(注3)
所在地の地名 山口県防府市お茶屋町
〃 3次メッシュコード 5131−04−56
〃 緯度・経度 北緯34度02分42.2秒
東経131度34分21.9秒
山口県指定天然記念物(1977年11月11日指定)
撮影年月日 2011年7月28日
注1)2003年2月に山口県教育委員会と防府市教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による
JR防府駅の南方約1km、標高107mの小さな独立峰である桑山の東方市街地に、老松神社が鎮座している。主祭神は、天穂日命(あめのほひのみこと)・大国主命(おおくにぬしのみこと)・素盞嗚命(すさのおのみこと)の3柱。
平凡社「山口県の地名」によれば、古くは松崎天満宮(現在の防府天満宮)の摂社とされ、東隣には萩藩の御茶屋があったようだ。
また、境内の由緒書によれば、白雉3年(652)の創建。当初は須佐神社(すさじんじゃ)と称したが、貞観14年(872)、社前に繁茂するマツの老樹にちなんで老松神社の名に改めたという。
境内のクスノキは、神社創建当時からすでに大樹であったと伝えられ、それが伝承樹齢の根拠とされているようだが、真実は果たしてどうだろうか。
玉垣の内側には、クスノキの他に、大きなフジもある。フジはクスノキの幹の股を乗り越え、クスノキの枝に絡んでいる。両者は渾然一体。
だが、葉の分布を見ると、棲み分けている部分もあるように見える。長い時間を経て、両者に一種の約束事ができたのだろうか。 |
|