名称
宝永のスギ (ほうえいのすぎ)
名称の典拠
現地の案内板(注1)
樹種
スギ
樹高
33m(注2)
目通り幹囲
7.8m(注2)
推定樹齢
700年(注3)
所在地の地名
静岡県御殿場市柴怒田(しばんた)
〃 3次メッシュコード
5238−77−93
〃 緯度・経度
北緯35度19分51.4秒
東経138度54分50.9秒
静岡県指定天然記念物
(1963年2月19日指定)
撮影年月日
2002年2月19日
注1)1996年3月に静岡県教育委員会と御殿場市教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)上記案内板による
子(ね)の神社の御神木。子は方角で言えば真北にあたるが、富士山頂からはほぼ真東に位置している。
神社の周辺は田園地帯。視界を遮る物がないため、遠くからもよく目立つ。大杉を中心とする社叢は、北側が欠けていなければ、富士山と対称の妙を競うところだった。
宝永は1704〜11年にあたるので、推定樹齢とは一致しない。スギの名は植えられた年ではなく、近年になって、富士山の宝永噴火の砂礫が樹上から見つかった故の命名ということだ。
宝永期に400歳ほどだったとすれば、既に相当な巨木になっていたはずである。噴火の恐怖におののきながら、人々はこの大杉に無事を祈ったことであろう。