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画像:細越の種まき桜

画像:細越の種まき桜(付近の風景)
 「種まき桜」から見た細越集落
名称 細越の種まき桜 (ほそごえのたねまきざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 9.0m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 福島県河沼郡柳津町細八(ほそはち)字細越
 
〃 3次メッシュコード 5639−25−48
 
〃 緯度・経度 北緯37度32分40.5秒
           東経139度43分54.2秒
天然記念物指定等 なし(注4)
撮影年月日 2004年4月25日

注1)柳津町が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)現地の案内板による
注4)ただし「福島県緑の文化財」として登録されている(第385号)





 「柳津の虚空蔵さん」の名で親しまれている臨済宗霊巌山円蔵寺の北1.5kmほど、国道252号の「細越入口」バス停から東に入る。約600m走って、最初の集落が細越(ほそごえ)である。
 家々にさしかかる頃、左手の田圃が杉林に接する辺りに、ほんのりとピンク色を灯す桜が見える。それが「種まき桜」である。
 種まき桜の名は、この桜が咲くのを合図に、苗代の種蒔きをしたことに由来するという。この日、周囲の田畑はまだ田耕し(たおこし)前の状態だった。苗代の準備はどうなのだろうか?
 案内板には「新編会津風土記」(文化6年=1809年成立)に、このサクラが古木として記されていたと紹介してあった。
 古木とされてから既に200年。主幹は朽ち落ち、内部はすっかり空洞となってしまったが、その空洞から若木が育っている。
 すばらしい生命力に脱帽である。
 
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