名称　洞下のスダジイ　（ほらげのすだじい） 名称の典拠　なし 樹種　スダジイ 樹高　１０ｍ（注1） 目通り幹囲　５．６ｍ（注1） 推定樹齢　不明 所在地の地名　茨城県つくば市洞下 　〃　３次メッシュコード　５４４０−２０−３４ 　〃　緯度・経度　北緯３６度１２分０５．８秒 　　　　　　　　　　　東経１４０度０３分０３．７秒 天然記念物指定　なし 撮影年月日　２０１３年２月２２日 注1）環境省巨樹データベース（２０００年フォローアップ調査）による 　つくば市北西部、洞下集落内の一軒の旧家のお庭に、このスダジイ古木が立っている。 　事前連絡も無く、突然やってきて、写真を撮らせてくれという図々しい闖入者にもかかわらず、ご主人と奥様はとても親切に対応して下さった。改めて感謝申し上げたい。 　ご主人のお話では、小さいときはよくこの木に登って叱られたものだとか。その頃から、大きさはあまり変わらないように思うとのことだった。 　実は、上図の裏面は大きく削がれている。昭和７年（1932）、幹の一部が裂けて道路側に倒れる事件があった。その名残りである。 　倒れた幹の一部が、庭木か庭石の仲間のような姿で、お庭に置かれている。奥様のお話では、年月の間に風化して、ずいぶん小さくなったそうである。 　倒壊を機に、幹や枝のあちこち大きく切って、全体を小さくなさったそうだが、代わりに小枝がたくさん出て、今の姿となった。 　冬の２月ながら、葉の色は艶々している。素人判断ではあるが、樹勢は良好に見える。家人の愛情の賜物なのだろうと思う。