ページタイトル:毘沙門天のクスノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:毘沙門天のクスノキ 名称 毘沙門天のクスノキ
    (びしゃもんてんのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 不明
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 鹿児島県日置市日吉町日置(毘沙門)(注2)
 〃 3次メッシュコード 4730−32−39
 〃 緯度・経度 北緯31度36分51.6秒
           東経130度22分10.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年3月26日

注1)「かごしまの名木」による
注2)2005年5月1日、日置郡内4町が合併して日置市誕生。旧行政区は日置郡日吉町





 旧伊集院町中心部から県道37号(伊集院日吉線)を西に向かう。矢筈岳(やはずだけ、303m)北麓の谷を過ぎ、風景が少しだけ開けたところが毘沙門である。
 クスノキが立つ毘沙門天は、県道から300mほど北西に入った谷奥にある。
 案内板によると、寿永(1182〜85)・文治(1185〜90)頃、伊集院に壱宇治城を築いた当時の郡司紀時清(きのとききよ)は、本丸守護のため、四方に毘沙門天、観音菩薩、春日明神、薬師如来を安置した。
 紀氏は伊集院氏に追い払われ、やがて伊集院氏も、天文19年(1550)、島津貴久に攻め滅ばされた。その際、貴久が毘沙門天を日置の五丁田に移したとされているらしい。のち、現在地に移されたわけだが、その時期は不明という。
 いずれにしろ、近隣ではよく知られる毘沙門天だったようで、それが集落名になって今日に伝わっているわけだ。(毘沙門天は日置市指定史跡)
 クスノキが立つのは参道の途中。
 根元付近で大きく3支幹に分かれている。
 クスノキのすぐ近くに、鳥居や、毘沙門天の案内板が設置されている。
 クスノキ巨樹にこと欠かない九州にあっては、珍しい大きさではないのだろうが、毘沙門天のシンボルとして大切にされているクスノキであることが分かった。
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