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画像:飛泉寺のイチョウ(全景)

画像:飛泉寺のイチョウ
名称 飛泉寺のイチョウ (ひせんじのいちょう)
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木」(注1)
樹種 イチョウ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 7.1m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 山形県西置賜郡小国町市野々(いちのの)
 
〃 3次メッシュコード 5739−06−15
 
〃 緯度・経度 北緯38度00分40.1秒
           東経139度48分55.6秒(注3)
小国町指定天然記念物(1982年3月31日指定)
撮影年月日 2004年8月3日

注1)旧環境庁が1991年に刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)これは移動後の位置を表している





 飛泉寺というのは、ここにあった禅寺の名である。
 応永年間(1394〜1428)、越後曹洞宗に大きな法脈を築いた村上耕雲寺開山傑堂能勝が建立したことに始まる。しかし、宝暦4年(1754)に焼失。その際は御堂が再建されたが、大正2年(1913)に再び祝融に見舞われ、その後、再建されることはなかった。
 だから、「飛泉寺のイチョウ」というより、むしろ「飛泉寺跡のイチョウ」と呼んだ方がいいのかも知れない。
 イチョウは、葉に水分が多く、火がつきにくいことで、火災に強いと言われる。そのため、建物の類焼を防ぐ目的で、寺社境内に植えられることが多い。推定樹齢から逆に想像すると、宝暦の火災後、再び焼失の憂き目を見ないように、と植えられたのではないだろうか。残念ながら、大正の火災を防ぐことはできなかったが。
 寺がなくなった後も、この地を見守り続けてきたイチョウだが、実は、平成17年(2005)に100mほど引っ越すことになっている。写真のものものしい装束は、その準備のための姿である。
 現在、3kmほど下流に、堤高72.5m、堤長280mの横川ダムが建設されつつある。ダムが完成すると、ここは水没してしまう。荘川桜の例に倣って、親しんできた巨木を移転しようというのである。
 成功することを祈りたい。

追記)2007年12月15日、移植先への移動完了。無事、根づいたようだ。
 
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