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画像:広谷の大杉(全景)

画像:広谷の大杉
名称 広谷の大杉 (ひろたにのおおすぎ)
名称の典拠 福光町公式ホームページ(注1)
樹種 スギ
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注3)
推定樹齢 800年(注4)
所在地の地名 富山県南砺市広谷(注5)
 〃 3次メッシュコード 5436−66−37
 
〃 緯度・経度 北緯36度31分53.4秒
           東経136度50分42.9秒
福光町指定天然記念物(1988年2月18日指定)(注5)
撮影年月日 2003年8月7日

注1)現地の案内板(2003年4月に福光町教育委員会等が設置)では「馬場の大杉」とされている。また「日本の巨樹・巨木林」には「婆々堂杉」「てんぐの大杉」「駒つなぎの杉」などの名も示されている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)福光町公式ホームページによる。「日本の巨樹・巨木林」は11.0mとしているが、どう見てもそんなに太くはない
注4)現地の案内板による
注5)平成16年(2004)11月1日、8町村が合併して南砺市誕生。旧行政区は西礪波郡福光町





 広谷八幡社の所有ということで八幡社を訪ねたが、そこにはなかった。八幡社から東北東に1kmほど離れた場所に飛び地があったのだ。
 飛び地といっても、ごく狭い地面だ。低い段丘の縁の水田に、まるで島のように浮かんでいる。畦からの道がないため、目と鼻の先だが、稲が植わっている間は、人が近づくことができない。良い場所を与えてもらったものだ。
 幹とも枝ともつかぬ太い手を縦横に伸ばしている。典型的なウラスギの姿だ。それに巨大なフジが巻き付いている。フジの目通りは2.3mもある。スギとフジの葉や蔓が絡み合って、おおいなる混沌といった風情である。
 きれいに整った周辺の風景とは対照的な野性。今でも天狗が住んでいてくれるだろうか。


追記:2004年9月7日、富山県を襲った台風18号の被害で、残念ながら、樹形がすっかり損なわれた。(同台風は、富山県観測史上最大の風速を記録した)
 
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