ページタイトル:広瀬神社のクスノキ サイトのシンボル

画像:広瀬神社のクスノキ

画像:広瀬神社のクスノキ(全景)
名称 広瀬神社のクスノキ (ひろせじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 静岡県伊豆の国市田京(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5238−47−05
 
〃 緯度・経度 北緯35度00分36秒
           東経138度56分46秒
大仁町指定天然記念物(「広瀬神社の杜(森)」として境内の樹木を一括指定)
撮影年月日 2009年2月15日

注1)環境省が2000年に実施したフォローアップ調査結果より
注2)2005年4月1日、田方郡内3町が合併して伊豆の国市誕生。旧行政区は田方郡大仁町





 伊豆箱根鉄道田京駅の南500mほどのところに、広瀬神社が鎮座している。
 案内板によれば、延喜式内社で、神階帳従一位広瀬の明神。当社の社伝では、三嶋大社は、その昔、下田の白浜からこの地に移り、その後、現在の三島市に移ったと伝えている。
 豊臣秀吉の北条攻めで焼失。慶長元年(1596)に再建されてからは深沢明神と称して、近隣5村の総鎮守だった。広瀬神社と称するようになったのは、明治28年(1895)からのことらしい。
 境内の木々が、一括して天然記念物指定を受けている。
 写真のクスノキは、南北に伸びる参道の途中。
 背が高い。思ったほど葉を茂らせていないが、老齢というほどの樹齢ではないと思われる。まだ大きくなることだろう。
 ところで、伊豆の国市誕生後に行われた市道改修工事の際に、境内に入る石橋の遺構が見つかったらしい。その石橋がどこにあったか説明するために、古い絵図が掲示されていた。
 私にとっては、石橋よりも、同図に描かれた江戸時代の社叢の方が気になる。
 幸い、絵図はごく詳細に描かれており、とてもよく分かった。
 目立つ樹木として、御神木のクスノキ(今ではすっかり小さくなって、辛うじて生きている)、ソテツ(現存)、大杉、大松などが描かれているが、意外なことに、このクスノキの姿はない。少なくとも、特別扱いされてはいない。
 ここ150年ほどの間に、急速に大きくなったものと思われる。
 
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