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名称 枚聞神社のクスノキ
(ひらききじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 23m(注1)
目通り幹囲 10.6m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 鹿児島県指宿市開聞十町(注2)
〃 3次メッシュコード 4630−64−43
〃 緯度・経度 北緯31度12分29.7秒
東経130度32分22.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年7月28日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2006年1月1日、指宿市に合併。旧行政区は揖宿郡開聞町(かいもんちょう)
枕崎から頴娃町に向かう国道226号を走るとき、海原を越えて開聞岳(かいもんだけ。924m)の秀麗な山容が目に入る。思わず声をあげたくなるくらい美しい姿だ。
枚聞(ひらきき)神社は、その開聞岳の北に位置する。かつては本殿屋根の上に開聞岳が大きく見えたという。今日では、下図のように樹木が勢いよく茂り、背後の風景を隠してしまった。
社伝では、和銅元年(708)の創建という。真偽を確かめる資料がないので、正確にこの年なのかどうかは知らないが、古くよりあった神社であることは確かなようだ。
境内をぐるっと巡ってみた。
薩摩国一宮だけあって、境内はよく整えられている。現在の社殿は慶長15年(1611)、藩主島津義弘公が寄進したもの(のち、天明7年(1787)に修築)。県指定有形文化財。
境内林の主役はクスノキ。なかでは正面入口に立つクスノキが最も太い。
弱ってきたためか、大枝はみな途中で切断されている。樹冠がすっかり小さくなってしまった。
この他にも、数本のクスノキ巨樹が見られる。特に本殿後方の個体などは、なかなか立派だ。現時点ではまだ気の早い話だが、これらが、次代を担うクスノキと言ってよさそうだ。 |
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