ページタイトル:平木のコナラ 当サイトのシンボルマーク

名称 平木のコナラ (ひらきのこなら)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 コナラ
樹高 不明
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 大分県竹田市久住町久住(平木)(注2)
 〃 3次メッシュコード 4931−42−32
 〃 緯度・経度 北緯33度02分08.7秒
           東経131度16分42.1秒
竹田市指定天然記念物(1982年10月4日指定))
撮影年月日 2017年4月3日

注1)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測
注2)2005年4月1日、竹田市に合併。旧行政区は直入郡久住町





 久住(くじゅう)小学校から直線距離で北西に約1.8km。平木川右岸高台に平木という集落がある。
 左図は、集落内の交差点近くに立つコナラ。大分県農林水産研究指導センター畜産研究部(畜産試験場)の東方にあたる。
 コナラとしてはなかなかの巨木で、枝振りも見事。天然記念物指定も頷ける。
 案内板の類がないので想像するのみだが、コナラは全国の山地に普通に見られる樹木で、昔から薪炭材料等に利用されてきた。このコナラも、もとからここに自生していたのではないだろうか。
 ここを開発するにあたり、自生していた樹木は基本的にみな伐られたが、たまたま四辻にあたるこの場所にあったコナラが立派な姿をしていたので、いわば目印のような形で残された。
 そんな風に想像するのだが、的外れだろうか。
 由来はどうあれ、今はすばらしい名木となった。
 周囲が戦争を賛美するなか、「君死にたまふことなかれ」と歌ったことで有名な歌人与謝野晶子(よさのあきこ、1878〜1942)も、昭和6年(1931)にここを訪れたことがあるようで、樹下に、「久住よし四百の齢ある楢も門守とする牛馬の家」の歌碑がある。
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