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名称 平川の大スギ (ひらかわのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 8.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 山口県山口市吉田字下内山
〃 3次メッシュコード 5131−13−58
〃 緯度・経度 北緯34度07分56秒
東経131度28分31秒
国指定天然記念物(1928年1月18日指定)
撮影年月日 2011年7月27日
注1)山口県教育委員会と山口市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
国立山口大学の南に開く谷を1.5kmほど遡ったところに、この大スギが立っている。さすが、国指定の天然記念物ともあれば、大学敷地の南縁に沿って走る道路沿いにも案内矢印が出ている。
平地で1.5kmくらいなら、歩いても片道30分とかからない。自転車等を利用すれば、もっと気軽に訪問できる。巨木ファンの学生が多いとは思わないが、特に若者は、何にでも好奇心を抱くことは大切なことである(悪事には抱いて欲しくないが)。在学中に1回くらいは、この大杉を見ていただきたいものだ。
大杉は樹林内に立ち、周囲に神社を連想させるものはない。だが、ここは大学の南に鎮座する平清水八幡宮の土地らしい。
神社のスギであるから、さまざまな霊験を示すこともあるようだ。案内板によれば、樹皮を剥いで鉢巻にすると頭痛が治り、歯痛がひどいときは樹皮を噛むと痛みがとれるという。しかし一方で、樹皮を切り取った者は奇病に罹るとも言い伝えられているようで、霊験にあやかるには、かなりの度胸が必要だったと思われる。(今は、天然記念物である樹木の皮を、勝手に剥いだり傷つけたりすれば、法によって罰せられるので注意) |
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