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名称 平井天神の大イチョウ (ひらいてんじんのおおいちょう) 名称の典拠 「豊の国の名樹」(注1) 樹種 イチョウ 樹高 14m(注2) 目通り幹囲 12.0m(注2) 実際はもっと細い 推定樹齢 200〜299年(注2) 所在地の地名 大分県玖珠郡玖珠町太田 〃 3次メッシュコード 4931−71−71 〃 緯度・経度 北緯33度19分01.8秒 東経131度08分35.7秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2010年3月21日 注1)大分県公式ホームページのコンテンツの一つ 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による 町立八幡中学校の北東、中組と石坂、二つの集落を隔てる細長い台地上に立つイチョウ。葉を黄に染める頃ならば両集落から見えるかも知れないが、背が低いため、それ以外の季節には、下から見つけるのは難しい。 台地の南裾を走る道路から石段を登り、台地上に出る。そこに小さな社があるが、イチョウはそこにはない。右に折れて稜線上を東に進むと、間もなくイチョウが見えてくる。 一筋縄でいかぬ頑固者、といった感じの大イチョウだ。見てくれよりも実質とばかりに、奔放に若枝を伸ばしている。なりふり構わぬ野人の力強さを感じる。 根元には、下図で地表付近から右に伸びていたと思われる大枝が苔生して横たわっているが、樹勢は悪くない。目下、古い枝から新しい枝に更新中といったところだろう。 葉のないこの時期は、なにか生活の舞台裏を見るような感じがしないでもない。裸の姿が美しい巨木もあるが、このイチョウの場合はちょっと。訪れるのが初夏から秋にかけての方が良かったかも知れない。 |
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