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名称 彦嶋神社のクスノキ
(ひこしまじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 佐賀県杵島郡白石町深浦(室島)(注2)
〃 3次メッシュコード 4930−50−69
〃 緯度・経度 北緯33度08分23.0秒
東経130度07分06.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月22日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2005年1月1日、杵島郡内の3町が合併して白石町誕生。急行政区は杵島郡有明町
深浦に鎮座する彦嶋神社は、有明南小学校の北東およそ300m。生活道路を挟んだ反対側には室島公民館。このあたりの字名を室島(むろしま)というらしい。
彦嶋神社に伝わる木造神像3躯が佐賀県から文化財指定を受けている(訪問時現在、佐賀県立博物館に寄託中)。14世紀中頃の制作で、銘文の一部に「大勧進藤原通村(ふじわらのみちむら)」の文字が見えるという。(案内板より)
ここは、白岩山(340m)から東に向かって長く牛の舌のように延びる稜線の先端近くの北麓。現在の有明海は4kmほど先だが、かつてはここまで海が迫っていたのだろう。深浦、室島、島津、廻里津(めぐりつ)、竜王などの地名がそれを物語っているように思われる。
社号額の懸かる石鳥居の先に四脚門があり、その横にクスノキが立っている。
幹の太さに比べ、露出する根の広がりが大きい。一部は苔生して風情を添えている。このような地上根の表情もクスノキの魅力の一つだ。
立つ場所から見て、人の手で植えられたと想像する。
ただし樹齢は、上記神像の制作期よりかなり若いのではないだろうか。 |
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