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名称 日出の大サザンカ (ひじのおおさざんか) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 サザンカ 樹高 8m(注2) 目通り幹囲 2.4m(注3) 推定樹齢 400年以上(注2) 所在地の地名 大分県速見郡日出町(ひじまち) 〃 3次メッシュコード 5031−04−32 〃 緯度・経度 北緯33度22分03.7秒 東経131度31分58.3秒 大分県指定天然記念物(1957年3月26日指定) 撮影年月日 2017年4月7日 注2)上記案内板による 注3)「樹の国・日本」による 日出は日出城(ひじじょう。暘谷城(ようこくじょう)とも)の城下町である。初代藩主は、豊臣秀吉の正室おねの甥にあたる木下延俊(きのしたのぶとし、1577〜1642)。以来、明治の廃藩置県に至るまで、木下家が藩主を務めた。 城は、別府湾を望む位置に作られた。現在も堀や櫓(やぐら)の一部が残っている。 JR暘谷駅からも近く、歩いて行ける距離だが、車で訪れる観光者のために「二の丸館」の駐車場が開放されている。(「二の丸館」は観光案内所も兼ねている) 左図のサザンカは、日出中学校の中庭にある。中庭といっても生活道路に面していて、常時無届で見学可能。中学校も「二の丸館」に近い。 かつてここには武家屋敷があったようだ。日出藩士の誰かが庭園樹として植えたのだろう。 すばらしい大サザンカである。 花を見られないのが残念だが、4月では仕方がない。(白地の花弁の縁にほんのりと紅が差す花の写真が案内板に載っている)。 ところで話は変わるが、郷土を愛する心を醸成するため(?)、殆どの都道府県や市町村で、県の花、市の木等を定めている。東京都を例にとれば、都の木はイチョウ、都の花はソメイヨシノである。 日出町では、町の木も町の花もサザンカ。いわばダブル受賞である。選定にあたり、町民の心にこのサザンカが思い描かれたのではないだろうか。 |
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