ページタイトル:東山のサイカチ サイトのシンボル

画像:東山のサイカチ

画像:東山のサイカチ(落果)
 昨年の果実(落果)
名称 東山のサイカチ (ひがしやまのさいかち)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 サイカチ
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 5.7m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 静岡県御殿場市東山
 
〃 3次メッシュコード 5238−77−46
 
〃 緯度・経度 北緯35度17分22.1秒
           東経138度57分24.4秒
静岡県指定天然記念物(1965年3月19日指定)
撮影年月日 2009年2月17日

注1)2007年12月に御殿場市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 東名御殿場インターの南東、国道138号沿いに、周囲1kmほどの東山湖がある。その南東岸、YMCA東山荘の門の近くにサイカチの古木が立っている。
 静岡県にサイカチの巨木は珍しいのか、案内板には「老樹であるが、発育旺盛で県内でも稀にみる巨樹」だとあった。
 ケチをつけるようで少々気が引けるが、正直言って、ちょっとがっかりしたところもあった。目通り5.7mの数値に、東北地方でしばしば見かける大きさを期待して訪れたのだが、違った。この数値は株立ち全体での数値であって、幹の太さとしては、3mに満たない。
 根元に多数の落果があった。昨年のものだ。
 サイカチの豆は、石鹸のない時代に、石鹸代わりに使われたこともあったという。また、枝には鋭いトゲがあるが、若葉のうちは食用になった。(案内板より)
 そんな性質を利用するため、サイカチは、しばしば人家の近くに植えられた。
 このサイカチも、そうなのだろうか。

※令和元年(2019)10月12日に上陸し、東日本各地に大きな被害を与えた台風19号により、地上3mほどで幹が折れてしまったようだ。(2019/11/11追記)
 
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