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名称 東尾のカツラ (ひがしおのかつら) 名称の典拠 2000年の環境省フォローアップ調査による(下記「奥多摩町日原森林館」から孫引き) 樹種 カツラ 樹高 35m(注1) 目通り幹囲 9.4m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 愛知県豊田市夏焼町(東尾)(注2) 〃 3次メッシュコード 5237−64−70 〃 緯度・経度 北緯35度13分51.1秒 東経137度30分24.4秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2008年1月14日 注2)2005年4月1日、豊田市に合併。旧行政区は東加茂郡稲武町(2003年10月1日までは北設楽郡稲武町) 「東尾のカツラ」の名と、旧稲武町にあること以外の情報を持たず、ダメもとで探しに行った。 この時期、カツラは葉を付けていないので、遠く離れてしまうと、樹種の区別がつきにくい。車から見える水辺にあれば見つけることが出来るかも知れないが、訪問時現在、検索エンジンの網にも掛からないので、そう簡単に見えることはなさそうだ。知る人も少ないに違いない。あまり期待はしていなかった。 国道257号沿いに東尾の名を見つけたので、その辺りをゆっくり一往復してみたが、案の定、見つからない。 一応、尋ねてみて、ご存知ないようだったら、諦めて退散しようと覚悟を決め、訪ねたお宅が大正解。 カツラは国道を挟んでお宅の反対側、名倉川右岸に立っていた。なんのことはない、車窓から見えたカツラである。そのときは、目通り1mほどのカツラが数本立っているように見えただけなので、これではあるまいと、無視して通り過ぎたのだった。 国道から水面へはかなり急な斜面である。覗き込んでも根元がよく見えない。 教えていただいたとおり、合併後、豊田市が設置したというフェンスの反対側に回り、「以前はあったはずだ」というカツラへの道を探した。 この時期、下草が枯れ、川の水量も少なくて幸いだった。 カツラは水面からそう高くない位置に立っている。大雨が降ったときには根が洗われるのではなかろうか。 管理されていないカツラだから、倒れた幹がそのまま横たわっている。多くが上方に伸びているなかで、川に向かってぬっと突き出た幹もある。野生児の逞しさを感じた。 天然記念物にするという話もあったように伺ったが、案内板も何もない、今のままが一番いいのかも知れない。 |
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