ページタイトル:東神野熊野神社のイチイガシ 当サイトのシンボルマーク

画像:東神野熊野神社のイチイガシ(幹と並ぶ) 名称 東神野熊野神社のイチイガシ
    (ひがしこうのくまのじんじゃのいちいがし)
名称の典拠 「うすき巨樹・名木の会」ウェブサイト
樹種 イチイガシ
樹高 不明
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 大分県臼杵市東神野(上宮本)
 〃 3次メッシュコード 4931−46−42
 〃 緯度・経度 北緯33度02分19秒
           東経131度46分29秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年3月17日

注1)上記「うすき巨樹・名木の会」による





 臼杵川(うすきがわ)の最上流部は、川を挟んで東側(右岸側)が東神野(ひがしこうの)、西側は西神野(にしこうの)と呼ばれている。いずれにも熊野神社があるが、左図のイチイガシが立つのは東神野の方。
 東神野には熊野神社が2ヶ所にあり、それぞれ「下の神」「上の神」と呼ばれているようだ。イチイガシが立つのは「上の神」。
 私は東側から石段を登ったのだが(これが本来の表参道だと思う)、社殿の前に出てみると、これとは別に南から入る参道もあるようで、そちらにも鳥居があった。大イチイガシはその鳥居の近く。
 大きく根を張り、力強い姿のイチイガシである。参道から見上げる姿にはなかなか迫力がある。
 上記「うすき巨樹・名木の会」のウェブページによれば、太平洋戦争の際、根の下に防空壕が掘られたのだそうで、戦後は子供たちの遊び場になっていたが、樹勢が弱ってきたため、平成5年(1993)に埋め戻したそうである。それが功を奏したか、現在の樹勢は良好そうに見える。
 なお、境内にはこの個体以外にもイチイガシ巨木が複数あり、ほかにイチョウやカヤの巨木もある。境内林全体を天然記念物にしてもいいのではないかと思えるような、なかなか素晴らしい社叢である。
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