ページタイトル:東入部老松神社のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:東入部老松神社のクスノキ(社殿近く)
社殿近くのクス  ↓鳥居近くのクス
画像:東入部老松神社のクスノキ(鳥居近く)
名称 東入部老松神社のクスノキ
    (ひがしいるべおいまつじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 不明
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福岡県福岡市早良区東入部6丁目
 〃 3次メッシュコード 5030−22−16
 〃 緯度・経度 北緯33度31分04.3秒
           東経130度20分03.8秒(注2)
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年4月3日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)これは社殿近くのクス(左上図)の位置





 この日は朝から強い雨。風もかなりある。巨木巡りには最悪に近い日だが、宿は全て予約済みなので、予定通り動くしかない。
 最初の訪問地は、東入部の老松神社。室見川(むろみがわ)右岸。国道263号の150mほど西。
 福岡市公式ウェブサイト中に、「才色兼備」をもじった「早良区彩食健美の玉手箱」というページがある。その中の老松神社に関する説明では、左遷されて大宰府に向かう途中の菅原道真公が当地の今宮神社に詣で、1本の松を植えて、「この松が一夜にして古木に化すことがあれば、自分の無実も晴れるだろう」と念じたとする話があるらしい。
 松は、道真公の願いに応えるかのように、一夜にして老松となり、「飛松」と呼ばれて当地の呼び名になったという伝承もあるそうである。
 道真公没後、(今宮神社の?)宮司がこの老松に病気快癒を祈願。全快できたため、松の傍らに老松神社が建てられたという話もあるようだ。これが老松神社の起源ということなのだろう。なお、今宮神社は、今も境内の裏手にあるとのこと。
 道真公の時代に老松だったというのだから、当然ながら、その松はもうない。
 代わりに(?)、クスノキ、イチョウ、ケヤキの巨木が立っている。
 雨に降られ、ごく短時間の滞在で、目についた巨木が4本。そのうち、左図の2本のクスノキが大きい。
 環境省データでは、570cmと565cm。いずれ劣らぬ大きさである。
 雨のなか、ゆっくり見定める心のゆとりもなく、どちらが570cmとされたのかは不明。
ボタン:福岡県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る