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名称 東原町八幡神社のスギ
(ひがしはらはちまんじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 26m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県金沢市東原町
〃 3次メッシュコード 5436−76−02
〃 緯度・経度 北緯36度35分19.7秒
東経136度47分01.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年6月23日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
国道304号沿い、富山県境近く、石川県側最後の集落が東原町である。
そこに鎮座する八幡神社境内に1本の大杉が立っている。
県外ナンバーの車が停まって、降りてきた人間が神社の周りをウロウロしてるものだから、不審人物と思われたのだろう。還暦を少し過ぎた年格好の紳士が近づいて来られて、何か用かと問い質された。
素性を話し、スギを見に来たことを告げると、途端に相好が崩れてスギの自慢話になった。
一時樹勢がひどく衰えたことがあったようだ。識者の助言に従って根元の土を入れ替えたところ、元気が回復したという。現状は濃い緑の葉をびっしりつけている。樹勢は申し分ない。
かつて落雷にあったと伝えられているともいう。自分が生まれるより以前のことで、伝え聞くのみだが、それほど背が高くないのはそのせいだと聞いておられるとか。
現在、落雷の痕跡を見つけることは出来ないが、あるいはそんなこともあったのだろう。地形的には十分考えられる。
社殿改築の際の苦労話もお聞きした。
地元に、こんなにスギを可愛がってくれている人がいるということは、他人事ながら、嬉しいことだ。 |
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