ページタイトル:鬼神神社のクロマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:鬼神神社のクロマツ 名称 鬼神神社のクロマツ
    (きしんじんじゃのくろまつ)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 クロマツ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 4.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町建石町雲雀野(ひばりの)
 〃 3次メッシュコード 6140−12−14
 〃 緯度・経度 北緯40度46分04.7秒
           東経140度18分16.9秒
鰺ヶ沢町指定天然記念物(1987年8月20日指定)
撮影年月日 2022年7月27日

注1)神社名の読み方については未確認
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 道の駅「もりた」の南西約2.5km。県道31号(弘前鰺ヶ沢線)沿いに鬼神神社がある。(神社の近くに「鬼神神社前」バス停あり)
 境内のクロマツ1本が町から天然記念物指定を受けている。
 三幹の松だったと思われるが、かなり前に1本の幹を失い、それと連携していた部分は死んでしまった。樹皮が失われている部分である。そして、それに遅れてもう1本も付け根で切断され、現在残る幹は1本だけ。
 根元に、「鬼神」と彫られた石碑。これは昭和のもののようだが、それにしても青森県には「鬼」を祀る神社が多いように思う。
 大江山の酒呑童子であったり、戸隠の鬼女紅葉であったり、中世以前は、中央権力に従わぬ勢力が「鬼」とされだのではないだろうか。
 支配者としては、彼らを何としても悪者に仕立てたいのだろうが、被征伐者が全て水戸黄門や桃太郎侍のテレビドラマに出て来るような悪人であるとは思えない。心情的に敗者側に近い者がいたとしても当然だと思う。そんな人々が密かに「鬼」を祀ったのでないかと想像するのだが、実際はどうなのだろう。
 もしもそうなら、東北の「鬼」は安倍氏や奥州藤原氏ではないか。勝手な想像を楽しみつつ、私はそんな風に思っている。
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