ページタイトル:ヒバ爺さん 当サイトのシンボルマーク

画像:ヒバ爺さん(幹と並ぶ) 名称 ヒバ爺さん (ひばばじいさん)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 ヒノキアスナロ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 6.8m(注2)
推定樹齢 600年(注2)
所在地の地名 北海道檜山郡厚沢部町(あっさぶちょう)緑町
 〃 3次メッシュコード 6240−61−87
 〃 緯度・経度 北緯41度54分33.2秒
           東経140度13分00.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月3日

注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 ヒバを漢字で書くと檜葉。ヒノキの(ような)葉を持つ樹木という意味で、ヒノキやサワラの変種にスイリュウヒバやヒヨクヒバ等があるが、しばしばヒノキアスナロもヒバと呼ばれる。標題の名称は、厚沢部町の「レクの森」に君臨するかのように立つヒノキアスナロ老樹の愛称。
 朝8時少し前、森林展示館前のポストに入林届を提出。ヒバ爺さんまでのルート図を頭に入れて、歩き始める。
 ルートの前半はハタナイ川沿いの林道歩き。後半は全くの山道で、細くて険しい。いつものようにスキー・ストックに熊除け鈴を付け、さらに今回はおまけにトランジスタ・ラジオを腰に引っかけての出で立ちである。
 歩き始めて約20分。思ったよりも早く着いた。
 老ヒバは、立ち上がって間もなく複数の幹に分かれている。それらが複雑に絡み合い、凄い格好だ。
 そのなかには全く枯れてしまったものもある。ほぼ枯れていると言ってよさそうな幹も。
 地面に横たわっているものもある。まだ樹皮がそのままのもの、白骨化して苔が厚く覆っているもの。さまざまだ。こうやって自然の摂理に任せておくのだろう。
 忘れられない1本となった。
 ところで、このあと、乙部町の「縁結びの桂」を訪ねようとしたのだが、ウッドチップの遊歩道上に点々とヒグマの糞。しかもまだ新しい。行くか止めるか暫し迷ったが、結局、安全策を取ることに。「縁結びの桂」はパス。
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