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名称 早川のビランジュ (はやかわのびらんじゅ) 名称の典拠 天然記念物指定名称 樹種 バクチノキ 樹高 30m(注1) 実際はもっと低い 目通り幹囲 5.2m(注1) 推定樹齢 300年以上(注1) 所在地の地名 神奈川県小田原市早川 〃 3次メッシュコード 5239−61−81 〃 緯度・経度 北緯35度14分31.1秒 東経139度08分13.9秒 国指定天然記念物(1924年12月9日指定) 撮影年月日 2020年2月5日 小田原厚木道路小田原西インターチェンジの南東、箱根ターンパイクが横切る北向き斜面に左図のバクチノキが立つ。 この斜面下を通る生活道路から登るのが、バクチノキに至る唯一のルート。登り口には小さな案内表示も出ているのだが、ちょっと見つけ難く、また付近に駐車場所も無いので注意。(私は「少しだけ遠くの風景(早川のビランジュ)」の詳細な説明により迷うことはなかった) 急斜面で踏ん張るように立つため、幹も太いが地際の力強さがまた格別。素晴らしいバクチノキである。宮誠而著「日本一の巨木図鑑」は、日本一のバクチノキだとしている。(公開して下さっている所有者に感謝) 樹名のビランジュは、バクチノキの異称。樹皮の色を、皮膚が糜爛したと見立てたのかと思ったが、そうではなく、インドに生えるビランジュ(毘蘭樹、枇蘭樹、毘嵐)と誤認した故の命名らしい(「牧野新日本植物図鑑」による)。 この地では昔から目立つ有名な樹木だったらしく、案内板によれば、このバクチノキが立つ場所の字名も「飛乱地(びらんち)」と名付けられているとのことである。 |
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