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名称 芳養八幡神社のクスノキ
(はやはちまんじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 和歌山県田辺市中芳養(田尻)
〃 3次メッシュコード 5035−52−18
〃 緯度・経度 北緯33度46分08.7秒
東経135度21分23.7秒
田辺市指定天然記念物(1991年3月6日、「芳養八幡神社の森」の名称で境内林全体を指定)
撮影年月日 2014年3月21日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
阪和自動車道梅の郷トンネルの東、芳養川(はやがわ)の右岸高台に、八幡神社が鎮座する。
境内に掲げられた沿革を読むと、かつてこのあたりは「芳養荘」と呼ばれ、石清水八幡宮の荘園だったようだ。のち、豊臣秀吉の兵火で焼かれたこともあったが、武家の時代を通じて歴代領主の尊崇も厚く、ずっと栄えてきたらしい。
南面する社殿の前に、幅の広い旧参道が200mほど延びている(左下図)。
11月3日の例祭では、ここを馬場として、流鏑馬(やぶさめ)や馬駈(うまがけ)の神事が行われる。(ここの流鏑馬では、馬は走らず、手綱を引かれて歩く。のんびりムードの流鏑馬である)
この祭りは、「芳養八幡神社の秋祭」として、1990年4月18日、県の無形民俗文化財に指定された。
その旧参道の入口、石鳥居の近くに、このクスノキが立つ。毎年の伝統神事を見守ってきたクスノキだ。
幹には枯損部分もあるが、全体として多くの大枝を残している。それらが皆あまり太くないのは、まだ樹齢が若いからなのだろう。
今後、まだ大きくなると思われる。 |
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