ページタイトル:旗山神社の大樟 当サイトのシンボル

画像:旗山神社の大樟

画像:旗山神社の大樟(幹と並ぶ)
名称 旗山神社の大樟 (はたやまじんじゃのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 25m(注2) 今はもっと低い
目通り幹囲 16.0m(注2)
推定樹齢 800年以上(注3)
所在地の地名 鹿児島県肝属郡錦江町城元(注4)
 〃 3次メッシュコード 4630−66−89
 〃 緯度・経度 北緯31度14分40.3秒
           東経130度52分14.1秒
天然記念物指定 なし?(注5)
撮影年月日 2009年7月26日

注1)1980年9月1日に旧大根占町教育委員会が設置した立派な石造案内板
注2)2000年に実施された環境省フォローアップ調査結果より
注3)上記案内板による
注4)2005年3月22日、肝属郡内の2町が合併して錦江町誕生。旧行政区は肝属郡大根占町
注5)設置したのは確かに教育委員会だが、文化財とか天然記念物とかの言葉が一切見あたらないので…





 山間を縫って走る県道68号(鹿屋吾平佐多線)は、町立池田小学校の近くで、神ノ川の支流の一つを横切る。そこが池田。池田はその支流を境に川北、川南に大きく分かれており、旗山神社は川南。
 案内板によれば、鎌倉時代に平家の落人がここに住み着き、神社を創建したと伝えられているようだ。
 また、平凡社「鹿児島県の地名」は、かつて鎮座地は禰寝院二十枝山(ねじめいんはたえだやま)と称していたが、島津氏が朝鮮、琉球に出兵する際、この山の竹を採って旗竿としたため、旗山と呼ぶようになったとの伝承を紹介している。
 クスノキは、旗山神社から道一つ隔てて立っている。今のような道路になる前は、ここまで社地が続いていたのだろう。
 かつては、小高い場所で大きく枝を広げ、壮大な樹冠は周囲をすっぽり覆うほどだったと思われる。しかし今は、ご覧のように、細枝のいくつかが辛うじて生きている状況。
 崩れ落ちてしまうのも、時間の問題かも知れない。
 
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