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名称 熊野神社のシラカシ (くまのじんじゃのしらかし)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 シラカシ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 広島県三次市畠敷町
〃 3次メッシュコード 5232−17−70
〃 緯度・経度 北緯34度48分51秒
東経132度52分54秒
広島県指定天然記念物(1960年8月25日指定)
撮影年月日 2015年3月13日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
「江の川」という川がある。広島県に発し、中国山地を横切って、島根県で日本海に注ぐ、中国地方で最も長い川だ。
正式名は「江の川(ごうのかわ)」だが、島根県では「江川(ごうがわ)」、広島県では「可愛川(えのかわ)」と呼ばれることもある。
長野県の「千曲川(ちくまがわ)」が新潟県に入ると「信濃川(しなのがわ)」になるように、国境を越えて名を変える川はしばしば見られるが、「江の川」の名は島根・広島での呼び名を折衷したように思われて面白い。
閑話休題。
江の川の支流の一つ、馬洗川(ばせんがわ)右岸。中世に三次盆地を支配した三吉氏の居城であった比叡尾山城(ひえびやまじょう。1591年まで存在した)の南麓に、熊野神社が鎮座する。案内板によれば、熊野神社の裏手から登る道が城の大手道だったという。
その熊野神社の境内に、広島県第一のシラカシが立つ。(2015年3月現在。環境省巨樹データベースによる)
幹の内部では空洞が広がりつつあるけれども、これは仕方がない。各地のシラカシ巨木のほぼ全てで、幹の内部が失われている。それらのなかで、美しい姿をまだよく保っている方ではないだろうか。
いつまでも元気でいて欲しいと思う。 |
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