ページタイトル:畑のアベマキ 当サイトのシンボルマーク

画像:畑のアベマキ 名称 畑のアベマキ (はたのあべまき)
名称の典拠 なし
樹種 アベマキ
樹高 35m(注1) 実際はもっと低そうだ
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 京都府宮津市畑
 〃 3次メッシュコード 5335−31−25
 〃 緯度・経度 北緯35度36分27.4秒
           東経135度11分44.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年5月18日

注1)環境省巨樹データベース(2018年調査)による





 日置(ひおき)の金剛心院の横を流れる川が畑川(はたがわ)で、金剛心院から川沿いに約3km、最奥の集落が畑(はた)である。
 ただし左図のアベマキは集落内には無く、集落を通り過ぎてから、ごく狭い舗装路を南へ1kmほど登ったところ。この道は高台にある田圃に通う人のための道のようで、車で通る人は極めて少ない。とは言え、途中に離合可能な場所は皆無に近く、対向車があったらどうしようかとヒヤヒヤものだった。
 アベマキを見上げるような位置で道が二又に分かれている。直進方向は前述の田圃。獣除けの金網扉があって、関係者以外は進入できない。右折側は「草道」と表現するのが適当なような未舗装路。入口に「成相寺参道」の柱が立っていたが、最近、車が通ったような跡が見えないので、そちら側に車を置かせてもらった。
 根元から1本で立ち上がり、途中で数多くの支幹に分岐している。樹勢が良さそうで、若々しさを感じるアベマキである。
 しかし左図の裏側では、根元の土がごっそり削げ落ちている。大きくて元気なだけに、アベマキの総重量はかなりの重さになるはずだ。どこまで持ちこたえることが出来るか心配な状況である。
 撮影中に、下から軽トラックが上がってきた。田圃の持ち主の方であった。
 その方のお話では、この4月29日に、ここから成相寺まで歩くイベントが計画されていたそうだ。ところが、その前後は天気が良かったのに29日だけが雨となり、中止になってしまったとのこと。残念がっておられた。話しぶりに地元愛が感じられるように思った。
 ところで、私が引き上げる時間がもう少し早ければ、隘路で鉢合わせしてしまった訳だ。お訪ねの際はその点に十分ご注意を。
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