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名称 端神の大桂 (はしかみのおおかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 10.0m(注2)
推定樹齢 300年以上
所在地の地名 岩手県久慈市山根町字端神
〃 3次メッシュコード 6041−05−55
〃 緯度・経度 北緯40度02分50.5秒
東経141度41分46.4秒
久慈市指定天然記念物(1993年4月28日指定)
撮影年月日 2006年8月1日
注1)久慈市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
端神集落の北端近く、「桂の広場」内に立っている。
根元には渓流が流れている。というか、根の一部は、清流に洗われている。
カツラについて言えば、広場側より、渓流に面した側の方が、魅力的な姿をしている。
幸い、流れが浅く、持参したゴム長で、渓流中より存分に眺めることができた。
ところで、端神は、久慈市中心部からは、ずいぶん離れた場所である。そのためか、自然環境のみならず、暮らしぶりにも伝統色が強く残っている。その昔ながらの良さを伝えるため、平成元年(1989)より、「水車まつり」が開かれてきた。
同3年(1991)、俳優の森繁久弥氏が桂の水車を訪れた際、ご婦人がたの田舎料理の接待に感激し、ここは「別嬪村」だ、と賞賛した。
と、こんなことが、桂の広場に立つ「別嬪村の由来」に記されている。以来、人々は、その名に負けぬよう、村民憲章を制定して、別嬪村宣言をした。
カツラも、いわば「別嬪村の大桂」なのである。 |
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