ページタイトル:晴気天山神社のカヤ ロゴ:人里の巨木たち

画像:晴気天山神社のカヤ 名称 晴気天山神社のカヤ
    (はるけてんざんじんじゃのかや)
名称の典拠 なし
樹種 カヤ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1) 実際はもっと細い
推定樹齢 不明
所在地の地名 佐賀県小城市小城町晴気(本山)(注2)
 〃 3次メッシュコード 4930−71−73
 〃 緯度・経度 北緯33度18分46.8秒
           東経130度09分40.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年3月21日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2005年3月1日、小城郡内の4町が合併して小城市誕生。旧行政区は小城郡小城町





 長崎自動車道多久インターチェンジの北方に、天山(てんざん)が聳える。
 標高は1046m。佐賀県最高峰である経ヶ岳(きょうがたけ、1076m)や脊振山(せふりさん、1055m)には僅かに及ばないものの、経ヶ岳は長崎県と、脊振山は福岡県との県境の山である。それらに比べ、天山は佐賀県のほぼ中央に位置し、その山頂は、佐賀・唐津・多久・小城の四つの市の共通の境界となっている。天山こそ、佐賀県の屋根というに相応しい。(天山の名称も、それを自負するような響きに思える)
 そんな場所であるから、古くから信仰対象でもあったであろう。
 このカヤがある天山神社は、天山8合目にある上宮に対し、下宮(里宮)にあたるようだ。なかなか立派な神社で、境内もよく手入れされている。
 カヤが立つのは、社殿より一段低い平面。周囲を竹垣で囲まれている。
 樹勢は悪くなさそうなのだが、頂部が少し寂しくなって、幹からおびただしい数の小枝が出ている。カヤ自身が樹形の更新を図っているようだ。
 なお、境内のイチョウ巨木もなかなかのもの。1988年報告値で490cmとされているイチョウだと思われる。
 株立ちではあるが、最も太い幹1本だけで4mはあるかも知れない。全周は5mをとうに超えている。
 そのほか、大きさはまだまだだが、根ががっしりと岩を掴むクスノキも印象に残った。
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