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名称 花園の大スギ (はなぞののおおすぎ) 名称の典拠 「いばらきの文化財」(注1) 樹種 スギ 樹高 40m(注2) 目通り幹囲 7.7m(注2) 推定樹齢 500年(注3) 所在地の地名 茨城県北茨城市華川町花園 〃 3次メッシュコード 5540−25−20 〃 緯度・経度 北緯36度51分38秒 東経140度37分39秒 茨城県指定天然記念物(1960年12月21日指定) 撮影年月日 2004年2月7日 注1)茨城県教育委員会のホームページ内にある 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版T」による 注3)現地の案内板(北茨城市教育委員会が設置)による 花園川の渓谷に沿ってどんどん上って行くと、やがて花園神社への道に出る。 この辺りは石楠花(シャクナゲ)の群落地として有名だから、季節によっては華やぐことがあるのかも知れないが、冬の神社は閑散として、「花園」の印象とはほど遠い。 平凡社「茨城県の地名」によれば、「華園山縁起」に、延暦14年(795)坂上田村麻呂が征奥の途中で草創したとあるそうだ。貞観3年(861)慈覚大師の中興開山ともあるらしい。朱塗りの社殿や楼門が、鬱蒼とした樹林の闇に、ぼうっと浮かび上がって見える。ここは霊場なのだ。 境内の樹木の大半はスギで、それも巨木が多い。なかに目通り4.5mのコウヤマキ2本も混じる。これも県天然記念物指定を受けている。 標記の大杉は、社殿に向かって左奥の斜面に立っている。地上10mほどで3本に分かれているため、「三本杉」と呼ばれることもある。さすがに他とは一線を画す巨大さで、境内林の主の風格が感じられた。 |
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