ページタイトル:花園の高野槇 当サイトのシンボルマーク

画像:花園の高野槇 名称 花園の高野槇 (はなぞののこうやまき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 コウヤマキ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 4.2m(注2)
推定樹齢 740年(注2)
所在地の地名 福島県東白川郡棚倉町大字花園字大明神
 〃 3次メッシュコード 5540−43−41
 〃 緯度・経度 北緯37度02分29秒
           東経140度23分12秒
棚倉町指定天然記念物(1981年12月18日指定)
撮影年月日 2020年8月27日

注1)棚倉町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)福島県公式ウェブサイトの一つ「ふくしまの巨人たち」による





 JR水郡線磐城棚倉(いわきたなぐら)駅の北方900mほどに尾瀧神社(おだきじんじゃ)が鎮座し、南から延びる参道の途中に左図のコウヤマキが立つ。
 上記「ふくしまの巨人たち」の説明によると、『文治3年(1187年)、源義経の家来、鈴木三郎源重家は、義経に従い平泉まで同行するが、その途中傷を負って、この花園の地に数年の間身を寄せることになる。その際、守護神として熊野権現を祀り「熊野三社花園大権現」として崇拝し』たという。これが尾瀧神社の起源らしい(尾瀧神社の名は、近くに小さな滝があったことから名付けられたという)。このコウヤマキはその頃に植えられたと推定されるとも記されているが、推定樹齢とは100年ほどの開きがあるのが御愛嬌。
 また、案内板によれば、かつてここには寛永年間(1624〜44)創立の安泰寺があって、このコウヤマキは『寺の庭園に利用された』こともあるそうだ。
 単幹で立ち上がり、上部で複数幹に分かれるのは、コウヤマキによく見られる姿だ。このコウヤマキも例に漏れない。下枝が全く無く、ひょろっとした印象。
 西を走る県道177号(磐城棚倉停車場線)の路傍にコウヤマキへの案内表示が出ている。そこから先も分岐毎に案内表示があって、それに従って進めばよい。ただし道は狭く、駐車スペースもないので、車は不可。
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