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名称 八柱神社のケヤキ (やはしらじんじゃのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 不明
目通り幹囲 8.8m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県桜川市真壁町塙世(注3)
〃 3次メッシュコード 5440−30−36
〃 緯度・経度 北緯36度16分43.6秒
東経140度05分01.0秒
真壁町指定天然記念物(2003年2月28日指定)
撮影年月日 2008年5月17日
注1)真壁町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)地上1.3m地点の幹囲外周を実測
注3)2005年10月1日、2町1村が合併して桜川市誕生。旧行政区は真壁郡真壁町
桜川に架かる県道7号(石岡下館線)塙世橋の西、小高い位置に八柱神社がある。
案内板によれば、寛平2年(890)の創建。明治の初めまでは金剛院と号する真言密教の寺院であった。維新後の神仏分離・廃仏毀釈で破却されそうになった際、近くに散在した8柱の神々を合祀、明治4年(1871)、八柱神社と改称した。
細かい彫刻が施された本殿は天明5年(1785)に建築されたもので、茨城県指定文化財。横向きに唐破風がつけられているなど、この本殿は、本来は仏堂であったことがわかる。破壊を免れるため、窮余の策で神社となしたのだろう。
内陣に聖天像が安置されているのも珍しい。聖天は歓喜天ともいい、和合の象徴である。夫婦円満を祈願する参詣者も多いようだ。
大ケヤキは社殿の左手(向かって右)、境内平面のほぼ中央に立っている。
主幹であった部分は朽ち果て、既にまったく失われた。枯れずに残った枝につながる部分だけが、いま辛うじて生きている。主幹跡にできた空洞は外に開き、そこに負の物体があるかのように思わせる。
幸い、生きている部分は健康そうに見える。この形のまま、しばらくは平衡状態を保ちそうだ。
幹囲では旧真壁町第一の巨樹なのだが、環境省調査からは漏れ落ちてしまった。 |
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