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一本杉から眺めた甲府盆地
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名称 花鳥山の一本杉
(はなとりやまのいっぽんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 8.3m(注3)
推定樹齢 300年以上(注4)
所在地の地名 山梨県笛吹市八代町竹居(注5)
〃 3次メッシュコード 5338−35−13
〃 緯度・経度 北緯35度36分06.9秒
東経138度40分02.5秒
御坂町指定天然記念物/八代町指定天然記念物(いずれも1994年3月31日指定)
撮影年月日 2002年12月27日
注1)天然記念物指定日以降に御坂町教育委員会と八代町教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による。2002年現在、こんなに高くはない。なお、現地の案内板は25mとしている
注3)同上。現地の案内板では8.1m
注4)同上
注5)このスギは旧八代町と旧御坂町の境界線上に立っていた(両町が名付けた地名も同じ「竹居」)。そのため、市町村合併以前は、2つの町から天然記念物指定を受けていた
国土地理院の地形図には「花鳥ノ杉」と記されている。そのため、道路地図などでは「花鳥杉」と紹介されることが多い。
花鳥山(はなとりやま)には山梨県内でも最も古くから知られた縄文遺跡である「花鳥山遺跡」がある。明治時代以前からすでに多数の出土物があり、大正・昭和と何度も発掘調査が行われている。
大杉は遺跡の近く、緩やかな斜面の端に立っている。名は一本杉だが、2本の融合木と思われる。周辺は開かれて耕地になっているため、遠くからも大杉の存在を認めることができる。また逆に、大杉からは甲府盆地がよく見える。
案内板によれば、「甲斐國誌」(1816年)に、「花鳥山ノ富士塚ト伝フニ太サ五抱余リノ杉樹アリ、下ニ日本武ノ尊(やまとたけるのみこと)・浅間明神ヲ祀ル」とあるらしい。5抱(かかえ)といえば、およそ7.5m弱だ。約200年前から既に大木として知られていたわけだ。 |
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