ページタイトル:花の木堰の大公孫樹 当サイトのシンボル

画像:花の木堰の大公孫樹(幹と並ぶ)


画像:花の木堰の大公孫樹(遠景)

画像:花の木堰の大公孫樹
名称 花の木堰の大公孫樹
    (はなのきぜきのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 8.3m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 福岡県直方市植木
 〃 3次メッシュコード 5030−55−27
 〃 緯度・経度 北緯33度46分22.0秒
           東経130度42分50.8秒
福岡県指定天然記念物(1960年8月16日指定)
撮影年月日 2010年3月28日

注1)設置者名・設置年月とも不詳。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による





 犬鳴川と遠賀川の合流地点の上を、今は山陽新幹線と九州自動車道が通る。
 そこから、犬鳴川左岸堤防を上流側に向かって1kmとちょっと走ったところに、この大イチョウが立っている。

画像:犬鳴川
 イチョウの前に広がる風景(犬鳴川河川敷)

 左中図に見える可動堰が、現代の「花の木堰」である。4年の歳月と6億円の工費をかけて、昭和50年(1975)3月竣工。イチョウの名は、この堰にちなむ。
 イチョウの近くには、この堰についての思いを刻んだ石碑が建っている。
 江戸時代、このあたりは、たびたび旱魃に襲われたらしい。灌漑用水確保のため、ここに取水口を設けることになった。明暦2年(1656)、仮の堰として山田井手が築かれたのが始まり。約350年前のことである。
 以来、ここで取水された水は、延長10kmの山田川となって、1200ヘクタールの農地を潤し続けてきた。
 イチョウは、その間の出来事を、じっと見てきたと思われる。
 
ボタン:福岡県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る